私が学生の頃活躍した感熱紙

今や、パソコンの波に押され、姿を消してしまった、文章などを作成できる機械がありました。その機械に、私はとてもお世話になっていました。たしか、私の記憶では液晶がカラーのものも出ていたと思うのですが、その機械、大体のものが白黒の液晶でした。

ノートパソコンのように持ち運ぶことができるのですが、ノートパソコンと違って取手も付いているという、親切な設計でした。その当時、私はまだ高校生でしたが、私が通っていた学校でも、これからはパソコンのようなITの機械が使えなくてはいけないという雰囲気でした。キーボードを打つ練習や機能を理解するという勉強をクラスみんなでよくやりました。でも、パソコンを使う部屋は時間が限られており、持ち運ぶことはできませんでした。そこで、その代用として使われたのが、「ワープロ」でした。

文章などを作成できる機械というのはワープロのことです。2000年2月、シャープ製の書院シリーズである「WD‐CP2」の発売を最後に2003年9月末に生産が終了し、それ以後、メーカーからワープロの新機種が出ることはなかったそうです。
私も、この機種ではないものの、東芝の「ルポ」には大変お世話になりました。

このワープロの後ろにはパソコンにはない機能が付いていました。それは印刷ができる機能です。これは便利でした。印刷機を別に用意しなくても印刷された文書が完成するのですから。印刷といえば、A4用紙が必要ですが、このワープロに欠かせない用紙といえば、「感熱紙」でした。ワープロでは基本的にカラー印刷というものができなかったので、熱によって黒い文字でのみ印刷できる用紙、感熱紙がよく使われていたのです。

私も、先述のルポと同様に、この感熱紙にも大変お世話になっていました。別にインクを用意する必要がないため、大変経済的な用紙でした。欠点としては、用紙がどこかで擦れたりすると黒くなったり、時間が経つと色が変色し、色あせたりしてしまうことでしょうか。

調べてみると、この感熱紙はワープロの印刷用紙以外にもFAXの用紙や、買い物をしたレシートやガス料金などの明細書などにも使われているそうです。もう使われていないだろうと思っていたのですが、意外なところで使われているのですね。今となっては懐かしい、感熱紙。ワープロを頑張っていた、あの高校生のころを思い出して、ちょっと暖かい気持ちになりました。